〈送迎ドライバー〉60代 男性
経験を活かし「森のスパリゾート 北海道ホテル」

帯広地域雇用創出促進協議会が運営している人材マッチングシステム「ジョブジョブとかちシニア、このシステムに求職者としてご登録後、企業からリクエストがかかり、採用面接後に見事就労決定した吉田憲二さん(60代)の声と、「森のスパリゾート 北海道ホテル」の総務部門 人事・新規事業マネージャー伏見亮太朗さんに今回のマッチングについてインタビューしました。

写真提供:北海道ホテル

登録者の声

まずは「ジョブジョブとかち」に登録して就職が決まった、吉田さんのインタビューです。

吉田さん
吉田さん

現在のお仕事はどのような内容ですか?
実際にお仕事に就いて、やりがいや手応えなどの他、感想などもお聞かせください。

吉田さん

週に3日、金・土・日の3日間で午前中の勤務です。マイクロバスでホテルに宿泊されているお客様を送迎するお仕事です。

午前中のみ8時30分から1時間おきにホテルから帯広駅南口まで3便運行しております。

ホテル正面で記念写真をお願いされたり、道を聞かれたりしますが、営業経験を活かし笑顔で対応しています。

今後、帯広観光についても聞かれる事があると思うので「灯台下暗し」と言われない様に勉強しなければと思っています。

運行間の待ち時間に宅配便や郵便局、その他業者のトラックが荷物を運んでくるので伝票内容の記録と荷捌きをした後に、関係部門へ連絡をしたり、届けたりの仕事もしています。

特に冷凍食品などは気を使いますし、大量の荷物が来た時に送迎時間が迫ってくるとあわてふためく事もあります。

お客様からの「ありがとう」の言葉は仕事への活力となっています。

ジョブジョブとかち求職者登録システムに登録したきっかけを教えてください。
また、登録し活用してみていかがでしたか?

吉田さん

かなり前に折り込みチラシでジョブジョブとかちシニアを見つけ、気になりながらもチラシをそのまましまい込んでいました。

それまではいつも求人広告を見ていましたが、自分に良いと思っても求人側がどこまでの能力を求めているのか、規制上仕方ありませんが、どこまでの年齢上限を求めているのかわかりません。

ここは思い切って自分の経歴と資格を公表してそれを求める企業に見てもらうのが一番確実な方法だと思い、どこかにしまい込んだチラシを再度探索して応募しました。

登録して1ヶ月半程で企業からオファーが来て驚きました。感謝しています。

お仕事を探す上で特に気を付けていたことを教えてください。
また、苦労したことや、感じたこと、考えたことはありますか?

吉田さん

家庭の事情で勤務出勤できる曜日に制限があり、それをクリアできる職場を探していました。

業務内容と採用方式で記述が無くても何となく分かる所はありますが、実際にこの企業は何歳までを採用の上限にしているか考えます。

シニアでも技能技術の資格やパソコン業務など即戦力となりえるものが有れば年齢を気にしないという企業もあるのではないかと感じています。

就職活動の経験を踏まえて、求職者の方へ応援メッセージをお願いします。

吉田さん

自分で仕事を探すと自分の好き嫌いが優先する為、往々にして自分に適している仕事を見落としてしまう、と言うよりも見過ごしがちです。(スルーしている)

自分の経験や資格、特技や趣味等を理解した上でリクエストしてくれる企業があれば、この上なく良いマッチングだと思います。

自分の思い込みと第三者の視点は案外一致しないことが多いのではないでしょうか?

仕事として取り組んでみて、この年齢になって初めて自分の才能に気が付く場合もあります。

人の才能ってわかりませんよね。今まで自分で決めて突き進んできた人生、ここでひとつ、人に采配を委ねるのも手の一つかもしれません。

頑張ってください!

採用企業より

続いて、「ジョブジョブとかち」を利用して採用を決めた、「森のスパリゾート 北海道ホテル」の総務部門 人事・新規事業マネージャー伏見亮太朗さんのインタビューです。

「森のスパリゾート 北海道ホテル」
総務部門 人事・新規事業マネージャー 伏見亮太朗さん(右)

ジョブジョブとかちの求職者登録システムについての印象を教えてください

伏見さん

求職登録者の情報が具体的で、且つとても見やすいと感じてます。

登録情報で、その人をある程度イメージできるところが何よりの魅力だと思います。

条件にマッチした人材へリクエストも出来ることから、求人側と求職側のマッチングシステムが機能していて、素晴らしいシステムだと思います。

就労された方の面接時の印象や、現在の仕事ぶりはいかがですか?

伏見さん

ホテルバス送迎ドライバーとして、吉田さんを採用させていただきました。

面接時の印象としては、会話をする中で言葉と心にとても余裕があり、ホテルにとってとても大切な「おもてなし」についても理解のある方だと感じました。

送迎ドライバーはお客様を安心、安全に目的地まで送り届けることは勿論ですが、エンターテイナーとしての「おもてなし」も同じくらい重要で大切なことです。

凄いのはそれをすぐに実践できること。
今ではお客様からとても好評で、当ホテルにとってなくてはならない存在です。

現在仕事を探している方へ、メッセージやアドバイスをお願いします。

伏見さん

人生100年時代と言われている現代。

今、社会はシニアの皆様の更なる活躍に向けて、変化の時を迎えています。

シニアの皆様は、若年層にはない、長年のキャリアで培ってきた知見、スキル、ネットワーク、そして環境に対応できる柔軟性があると思います。

それらを仕事に生かし、そして日本の未来の為に後世に伝えていく、そのパフォーマンスが出来る職場でありたいと強く考えています。

当ホテルでは、多くのシニアスタッフに支えられて事業が展開できています。是非、一緒に未来へ向けてチャレンジしましょう!

人材活用を考えている企業へ、メッセージやアドバイスをお願いします。

伏見さん

売り手市場の現状、どの企業様も採用に苦戦していることと思います。

ジョブジョブとかちシニアでは、求職登録者の具体的な情報はもちろんのこと、求職者へのリクエスト時など担当されるスタッフの方のレスポンスも優れていると感じています。

就業活性化を図り、技能継承の促進をお考えの企業様にはぴったりのツールだと思います。

実際に、採用となったスタッフも期待以上にご貢献いただいており、心から採用して良かったと感じてます。

インタビューへのご協力、ありがとうございました!