フードバレーとかち
ダイバーシティ人材活躍促進、就労支援マッチング事業とは

本事業では、地域の特色を生かした食と観光、農業を基盤とした産業をベースとする地域の農業および食関連、観光関連企業等や農業基盤を支えている建設業などを主な対象として、地域の元気なシニア人材をはじめ、ひとり親など子育て世代や障がい者、一般求職者など多様な人材を「ダイバーシティ人材」と位置付け、昨今の慢性的な人材不足解消と、生きがいややりがい、より豊かな生活を送るための収入確保を可能とすることで、地元企業などへの就職や請負業務など幅広い視点でのマッチングをコーディネートし、ミスマッチの解消による求人、求職両者の課題解決を図ります。

また、地域経済団体、経営者団体などと連携して既存の業務を見直し、シニア人材をはじめとするダイバーシティ人材が担い、活躍できるよう新たな仕事づくりを行うと共に、仕事の組み直し、細分化を図ることで短時間業務や比較的平易な仕事をつくり出し、モデル的にダイバーシティ人材の雇用促進を目指します。

事業内容

ダイバーシティ人材や求人企業を支援する7つの取り組み

1. ダイバーシティ人材マッチングシステム構築による人材マッチング支援
  • シニア世代を中心としながら、ひとり親や障がい者、一般求職者など多様な人材と地域の企業や事業所などをつなげるスカウト型・オファー型人材マッチングシステムの構築・運営により、マッチングを支援します。
2. シニアを中心としたダイバーシティ人材向け企業お仕事説明会の実施
  • 地元企業と高齢求職者やひとり親、障がい者および障がい者就労支援事業者などによる企業説明会(お仕事説明会)を実施する。
  • キャリアコンサルタントによる就職相談コーナーを設け、求職者からの個別相談に対応する。
3. シニア世代向けインターンシップ事業の展開
  • 企業側の「高齢者にこの業務が出来るか」という不安感と、シニア世代側の「この業務は自分の体力では難しいかも」という不安感の双方の思いを解消するために、無休での半日から3日間程度の短期間、短時間のお仕事体験や、1週間程度の有給インターンシップとして業務に従事することで、ミスマッチ解消を図る。
4. 農福連携や就労支援事業所と連携したダイバーシティ人材の人材マッチング
  • 知識や経験はあるが体力に不安のあるシニア人材と、体力と意欲はあるが知識や経験が不足し、時には支援が必要な障がい者がそれぞれ役割分担することで、業務遂行可能となる仕組みづくりに取り組む。
5. 企業向け、求職者向け意識改革セミナーの実施
  • 企業経営者や採用担当者が、高齢求職者やひとり親、障がい者などの雇用への意識醸成や社内体制整備を行える実践事例、好事例から学ぶセミナーを実施する。
  • シニア求職者の再就職準備にあたり、自己分析や就労実態好事例などを学ぶことで再就職への意識醸成を図る。また、シニア世代の創業にまつわるプラスとマイナス両側面を学ぶセミナーも実施する。
6. 全方位型アナログ型就労支援メニューの拡充
  • シニア世代、ひとり親や障がい者など多様な人材の就労支援をワンストップで切れ目無く実施することにより、生涯現役地域づくりの環境整備に努める。
7. 地域のダイバーシティ人材支援団体や企業団体と連携した事業展開
  • 帯広地域雇用創出促進協議会をプラットフォームとして、本協議会事務局や職員と構成団体担当者が定期的な会議や情報交換の場を持つことで、その先にある個別企業や障がい者就労支援事業所、行政担当部署などと定期的な情報交換や情報共有、最新の動向把握を行う。

構成団体

帯広市 / 帯広商工会議所 / 一般社団法人 北海道中小企業家同友会とかち支部 / 公益社団法人 帯広市シルバー人材センター / 社会福祉法人 帯広市社会福祉協議会 / 北海道十勝総合振興局 / 公益財団法人 とかち財団 / 帯広信用金庫 / 十勝障がい者就業・生活支援センターだいち / 一般社団法人 とかち地域活性化支援機構

参考資料

生涯現役地域づくり環境整備事業について

高年齢者等の雇用・就業支援の取組と、地域福祉や地方創生等の分野で既に地域で機能している取組との連携を緊密にし、また、多様な資金調達の取組も促していくことで、地域のニーズを踏まえて多様な働く場を生み出すとともに、地域における高年齢者等の雇用・就業支援の取組を持続可能にするモデルを構築し他地域への展開・普及を図ることを目的とした「生涯現役地域づくり環境整備事業」を令和5年度より実施しています。

詳細は以下をご参照ください。