マッチング課長じょぶまーるが行く! 職場訪問レポート№7
帯広地域雇用創出促進協議会が運営しているシニア人材マッチングシステム「ジョブジョブとかちシニア」。
このシステムに求職者として登録後、企業からリクエストがかかり、面接と職場見学後に見事就職決定した60代男性Bさん。ご本人と採用を決められた有限会社北海道人材センターの戸沼幹郎代表取締役に今回のマッチングについてインタビューしました!
・登録者の声
ジョブジョブとかちシニアに登録するきっかけは?
新聞で「ジョブジョブとかちシニア」の紹介記事を読み、定年後そろそろ就労をと考えていたので登録してみました。
登録してみていかがでしたか?
希望する職種からのオファーは、なかなか無かったのですが、有限会社北海道人材センターの戸沼社長さんから「働いてみないか」と声を掛けて頂き、就労する事にしました。
現在のお仕事はどのような内容ですか?具体的に教えて下さい。
また、実際にお仕事に就いて、やりがいや手応えなどの他、感想などもお聞かせください。
有限会社北海道人材センターで請け負っています、枝豆、インゲン豆等の冷凍食品の選別をしています。仕事の内容は支援作業で、原料の投入、箱詰め、計量、製品の積みなどを行っていります。体を使う作業が多く大変ですが、元気に働かせていただいています。
工場内の作業風景
お仕事を探す上で特に気を付けていた事などを教えて下さい。また、苦労したことや感じた事、考えた事は何ですか?
健康面で不安もありましたが、規則正しい生活リズムになり健康になりましたし、人間関係も重要なポイントではありますが、続けることが大事だと感じています。今までのキャリアを活かせる職種ではありませんでしたが、働けることに感謝しています。
シニア求職者の方へ応援メッセージをお願い致します。
まず働いてみる事、まだまだ働けるうちは身体と相談しながら、生涯現役で頑張ってください。
・採用企業より
ジョブジョブとかちシニアの求職者登録システムについての印象を教えて下さい
求職者から見れば新しいアンテナが増えた点では良いと思います。ただ、登録してからの行動が遅いと感じます。すぐ紹介して欲しいという者には、広告に出てくる派遣会社の方が役に立つかもしれません。
「求人したい企業」と「ジョブジョブとかちシニア」と「求職者」のパイプがもっとスムーズになれば良いし、しないといけないと思います。スタッフの方も企業の仕事を理解しなくては伝えられませんし、人探しも出来ないと思います。
就労された方の面接時の印象や、現在の仕事振りは如何ですか?
ある程度社会経験のある人を面接するのですが、どうして会社を辞めたのだろう?という点を重視しています。「人間関係で」というのが厄介な問題ですが、やれそうな仕事からしてもらい、周りの人たちにも馴染めるかで今後が変わってきます。
来てもらいました方も今では動きも良いですし、腰が痛いと言いながら頑張ってくれてます。もう一つ上の仕事にもチャレンジしてもらう予定です。
現在仕事を探しているシニアの方へ、メッセージやアドバイスをお願いします。
健康でも年齢的に見えない部分が弱ってきたりしますので、「仕事をする」という気持ちがあるのであれば、体調の事を正直に伝え理解してもらった上でやれそうな仕事に就くのが良いと思います。今までの役職とか立場をリセットして新1年生なのだから、どんな仕事にも新人として取り組み覚えていく事が大事です。
シニア人材活用を考えている企業へ、メッセージやアドバイスをお願いします。
逃げ道として「年だから・・・」「若い時には出来たのに・・・」「体調が悪い・・・」とか色々出てくる年齢の方々ですが、活用するという点で、やれそうな仕事、時間的な事を本人としっかり打合せをすれば戦力になる人がまだまだ居ると思います。シニアの方は人間的にも経験的にも使えると思います。ただ、前向きに努力してくれる方かどうか見る事は必要だと思います。