マッチング課長じょぶまーるが行く! 職場訪問レポート№8
帯広地域雇用創出促進協議会が運営しているシニア人材マッチングシステム「ジョブジョブとかちシニア」。
このシステムに求職者として登録後、企業からリクエストがかかり、採用面接後に見事就職を勝ち取りました60代男性Hさんご本人に今回のマッチングについてインタビューを行いました。更に、採用を決められた株式会社タムの松原雅人代表取締役にも今回のマッチングについてインタビューさせて頂きました!
・登録者の声
ジョブジョブとかちシニアに登録するきっかけは?
昨年8月にハローワークの窓口の方が是非説明会に参加されてはどうかと勧められたのがきっかけです。シニアスタッフの方がとても熱心に相談に乗ってくれましたので、早速登録しました。
登録してみていかがでしたか?
登録後に手早く何件かご紹介を受けた企業がありましたので、なんとなく安心感ができました。その後はハローワーク、派遣会社とジョブ・ジョブとかちさんの3ヶ所で求職活動しておりましたが、ジョブ・ジョブとかちさんには年齢と自分のスキルにマッチしたお仕事を紹介して頂く事ができ、早期に良い企業に就職できたと感謝しております。
現在のお仕事はどのような内容ですか?具体的に教えて下さい。
また、実際にお仕事に就いて、やりがいや手応えなどの他、感想などもお聞かせください。
書類の作成、書類の保管、車両管理事務等と倉庫の片付け、清掃の軽作業を行っております。会社には自分より年上の方も多く、元気に働いている姿をみていると自分も頑張らなければと感じます。仕事も慣れるにつれ、やりがいのある仕事だなと感じるようになってきました。入社して3ヶ月足らずですが、お休みや勤務時間に関しても融通を聞かせていただける非常にフレンドリーな社風です。ただ、今まで働いてきた業界とは全くの異業種なもので、業界用語とか業務内容の違いに戸惑う事もありますが、何とかこなしているという感じで日々頑張っております。
事務だけではなく、倉庫内の整理、清掃等の軽作業にはいまだわからない点が多く、これからの課題であり、その点についても会社から期待を受けているというプレッシャーもありますので現場の事を知るという点も兼ね、仕事配分をそちらの方に比重を向けていこうと考えております。
工場内の作業風景
お仕事を探す上で特に気を付けていた事などを教えて下さい。また、苦労したことや感じた事、考えた事は何ですか?
転職した理由というのが、家族の介護でフルタイムは無理であり、会社へ迷惑をかけてきた事に対するけじめがありました。現在働いている企業に就職する以前は、介護による時間的制約もあり、短期、単発の派遣従業員として若干働いたりしておりました。このような状態が続くのかと不安と焦りがあり、精神衛生上もよろしくない状態で就職活動をしていました
若干救いとなったのは、前職の企業が有給消化にプラス就職活動・介護のために特別休暇を与えてくれた点でしたそこで感じた事は、会社を辞めるにしても引継等をしっかり行い、円満退職する事が大切だと思います。
シニア求職者の方へ応援メッセージをお願いします
シニア求職者の方は様々な理由で退職されるわけですが、実際に次の仕事を探すとなると大変な事だと思いました。ジョブ・ジョブとかちシニアさんは大変親身になりお話を聞いてくれ、各々にマッチした仕事を追求し探してくれます。それに甘んじてはいけないのですが、他の就職活動と合わせてもいいと思いますので、是非、ジョブ・ジョブとかちシニアへの登録をお勧めしたいと実感しております。
・採用企業より
ジョブジョブとかちシニアの求職者登録システムについての印象を教えて下さい
複数の登録者の方々の経歴や希望が閲覧できるので、企業側からも声をかけやすく何人かの方に声を掛けさせていただきました。
新聞・ネット・公的機関など他の媒体でも求人を出しておりましたが、なかなかマッチングが上手くいかなかったため、こちらから希望に近い人材に声を掛けられるのが良かったと思います
就労された方の面接時の印象や、現在の仕事振りは如何ですか?
面接時に当社の仕事の詳細や他社との違いなどを説明させていただき、深い理解を得られたと思います。
採用時にお互いの不安や懸念を話し合えていたので、スムーズに現職についてもらえたと思います。
現在仕事を探しているシニアの方へ、メッセージやアドバイスをお願いします。
細かい希望は遠慮せずに公開できるものは公開していいと思います。企業側も求人票一辺倒ではなく、折り合いの付けられる条件も有るかと思います。
シニア人材活用を考えている企業へ、メッセージやアドバイスをお願いします。
シニアの方々でもいろいろなキャリアをお持ちでまだまだ社会で実力を発揮できる場を探している方々が沢山いらっしゃいます。経歴や希望、条件などピンポイントでの求人も探すことが出来るかもしれません。企業側も時間を掛けられるなら、求職者の一覧の経過を見ることで求人条件の妥当性やトレンドを知る事ができると思います。